高値買取と事故車

中古車の高値買取を目指す場合、出来るだけきれいな車として査定に出したいです。多くの場合、査定で気になるのが、車の傷のことです。数年間車に乗っているなら大なり小なりの傷が出来てしまうのは当然です。傷にも、しっかりと見ないとわからないという程度のものから、深い傷までいろいろあります。傷の程度でも、査定に響くのは大きな傷になります。大きな傷というのは、事故車といわれるものです。そうでない傷は、バンパーの交換、ボディーのくぼみなどになります。それで、くぼみがあって車買取査定でかなり響くだろうと思っていたのに、そこまで影響がなかったということもあります。
事故車になっている場合は別です。事故車という定義ですが、事故車とは、自動車査定協会で定められていて、車の骨格部分に損傷や欠陥が生じているもののことをいいます。ドアを取り替えていたり、シャーシ部分に変形があったりしていないなら、事故車という定義には当てはまらないといえます。逆に事故車になっていると、買取の査定の際には、査定価格の低下は免れられません。このことからも分かるとおり、事故車かどうかというのは、その車の売却の際にも大きな違いがあるので、交通事故を避けるというのは、命を守るためでもあり、買取の際にも大切といえます。
先の定義からすると、軽く擦ったとか、バンパーを交換したという交通事故などは問題にならないですが、車軸に変形が生じたとか、ドアの交換が必要とか比較的大きな交通事故の場合に、査定の際の低評価が避けられないということになります。大きな事故を避けるということでは、寒冷地ではその危険性が増します。道路が凍結していてスリップして衝突ということが多いです。旅行などで冬場に積雪地域に出かける場合は、足回りなど寒冷地対策をきっちりとしておく事が必要です。
また、交通事故を避けるために、時間にゆとりを持つことも大切です。多くの場合、事故は、あせっている時にスピードを出しすぎたり、慣れない道を選択したりして起きるものです。時間的なゆとりをもって行動しているなら、スピードを出しすぎる必要もなく、比較的安全に走行できます。駐車場に車を入れるときに、ちょっとかすってしまったなど軽微な事故は、中古車査定に大きく響くものとはなりません。しかし、重大事故は事故そのものもショックですし、後々の車を処分する際にも影響するので避けたいものです。